Blessing In Disguiseのジャケット写真

歌詞

かわたれどきまで

伊藤ヨタロウ

かわたれどきまで

そよそよとうなずく柳

川風も手折るほどには

吹きゃしまい

かわたれどきまで

ゆらゆらと かげろうめいて

溶けてゆく薄暗がりに

人知れず

かわたれ星さえ

こなた  激しい雨降り続け

かなた  日照り続きの日々

江戸の空ははるか遠く

たおやかに婀娜めく花は

川竹の身を震わせて柳腰

かわたれどきまで

ひりひりと孤独を抱いて

空仰ぐ君の瞳は

澄み渡る

藍空映して

かなた 武器を取れと勇ましく

こなた 知恵をたずさえよと

江戸の空は今も碧く

(スヤスヤと眠りの海で

浮かぶ子にさざなみ寄せる

おころりよ

かわたれどきまで)

  • 作詞者

    伊藤ヨタロウ, いとうせいこう

  • 作曲者

    伊藤ヨタロウ

Blessing In Disguiseのジャケット写真

伊藤ヨタロウ の“かわたれどきまで”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

80年代から2010年代にかけて活躍し、東京カルトバンドと呼ばれた METROFARCE(メトロファルス)のフロントマン、ヴォーカリストの伊藤ヨタロウのファースト・ソロアルバム。
松尾スズキや蜷川幸雄らの演劇作品に曲を提供したり、役者として舞台に立つなど演劇に関わる中で、多くの曲をレパートリーにもしてきた。このアルバムでも、井上ひさしや中村勘三郎歌舞伎や劇団鹿殺しに提供した曲が収められている。ユニットのホーカシャンやヨタロウwithメトローマンスホテルでも歌い続けてきた「薔薇より赤い心臓の歌」はライヴで特別人気が高い感涙ものの一曲。

"