全部嫌になったとき
思い出すのは8月の深夜だったりする
頭が少し悪い人たちと
夜中じゅう酒を飲んだりもした
ふと窓の外を見るとさ
爪で引っ掻いたみたいな細い月
星は驚くほど見えない
それにももう慣れてしまった
退屈を煮詰めて
どうにか意味を絞り出している
夜の森の独特の匂いや
足元まで埋め尽くす星も
夏休みは終わってから輝くもの
無駄遣いした分だけ
夜とも朝ともつかない時間
起きているだけで背徳感
それがなんか好きだった
今じゃ朝起きるためだけに
夜眠っているような感覚
話したいこともとうとう
尽きてきた気がするわ
白い電灯にぶつかる羽音
わたしはとても嫌がったけど
今じゃ虫も寄らぬ乾いた街に住む
悪いとこじゃないけど
たぶんこれが生活
- 作詞
haguwanemui
- 作曲
haguwanemui
- プロデューサー
haguwanemui
- ギター
haguwanemui
- ボーカル
haguwanemui
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アーティスト情報
haguwanemui
大阪→東京 シンガーソングライター お手柔らかに
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