Lyric

たとえ明日が来ないとしても

僕は君と雨の中でさ乱れる

五月雨流らう夕刻に

濡れた髪　後ろ姿

抱きしめ　甘い香り

何もない　そこに在る必要すらない

細い指をすり抜ける朝

残る温度に包まれて迷い微睡むの

踊り出すんだ

咲いた咲いた

名もない花が

咲いた

着物開けても気にせずに

瞳見つめた

僕は君とこの世界でさ乱れる

五月雨鎮まる丑の刻

触れた肩　絡めた指

目を閉じ　優しい風

帰りたくない

降りた降りた

夜の帷が

降りた

灯消えてても

赤い糸手繰り寄せるの

僕は君と深い闇にさ乱れる

溺れ過ぎたね

咲いた咲いた

愛執の花が

咲いた

雨を見るだけで

この胸が切なくなるの

僕は君と晴れぬ悪にさ乱れる

咲いた咲いた

名もない花が

咲いた

着物開けても気にせずに

瞳見つめた

僕は君と雨の中でさ乱れる