Lyric

すっかり秋めいた空気が頬を流れて

濡れ羽色の髪をなびかせた

工場の煙突から

赤い煙が出て川崎の空へ

まだライトアップ前の観覧車

君の瞳は星空のように

きらめいていた

そびえ立つ摩天楼を

2人で眺めていた

こんな日が毎日続けばいい

明日の仕事のことは忘れて

思うがまま走ろうよ

洗ったばかりのスカイラインでさ

蛇のようにとぐろ巻いたJCT

僕らどこでも行けた

Wow wow

光化学スモッグで覆われた空は

相変わらず霞んでいるけれど

僕らの将来が

見えなくなるほどじゃないな

指でなぞれば

好きなだけ描けるはずさ

こだわったスピーカーからは

City Pop

僕ら大好きだった

Wow wow

口ずさんだメロディーが宝物さ

形には残らないけれど

涼しい風に乗った都会の夜が

濡れ羽色の髪を照らしていた

明かりの灯るビルの谷間を縫って

道路が生えている

数年後の目標を語るとき

君の瞳は焔のようにゆらめいていた

そびえ立つ電波塔を

2人で見つめていた

蛇のようにとぐろ巻いたJCT

僕らどこでも行けた

Wow Wow

いつか終点まで行って

その先にある

レトロな街並みを見よう

所狭しと詰め合ったPA

大好きだった

Wow Wow

重ね合った感触が宝物さ

形には残らないけれど