Lyric

小さな背で見上げた空は

もっと青くて もっと自由だった

蝉の声と夕立の匂い

なにも怖くなかったあの夏

大人になって わかったこと

夢は逃げるし 嘘にも出会う

でもね今も 心の奥で

あの空を探してる

たくさん傷ついて やっとわかった

誰かに届く声が欲しかった

歌うたびに 生きてるって思える

必要とされるこの瞬間が

今の私を支えてる

世の中 いい人ばかりじゃなくて

信じるたびに 心閉ざした

誰かの優しさも 疑って

どんどん人が嫌いになった

比べないって 決めたのに

気づけばまた 誰かとくらべてる

あの人の方が 強く見えて

あの人の方が 笑えてる気がした

だけど私は 私でいいんだ

誰かの真似じゃ 心が泣くから

不器用でも 歌い続けていたい

たとえ届かなくたって

それでもここに生きてる

子どもの頃の夏に

願った未来とはちがっても

あの日の私が

今の私を 誇れる

たくさん傷ついて ここまで来たよ

泣きながらでも 声を重ねたよ

誰かひとりに 届けばいいんだ

それだけでまた 歌えるから

歌を歌うことで 生きてるって思える

必要とされてる気がするんだ

私は私を生きていく