Nameless People, The Fiction Seen From the 5th Dimensionのジャケット写真

歌詞

Repeat, Same Day

JIN INOUE

また朝が来た

浅ましくも安心した

足の先から思いっきり伸びをして

小さな声で呟いた「またか」

この朝を何度も繰り返した

どうせ5分後にはまたスヌーズが鳴り出して

隣の家のお母さんが怒鳴り出して

俺はイヤフォンをして

黙祷をするんだ

朝日の朝刊によるとどうやら一応

日付は回って待ちに待った日曜

大嫌いなあいつらには会わなくて済むし

可燃ゴミを出せるのも今夜の8時過ぎ

要らないものばっかりが増える日々の中

深い意味もなく書き出した日記の隅には

意味なんてある筈もない薄っぺらい漫画

1日1ページなんて書く事もないしな

括弧に閉じ込めていた愚痴さえも

朽ち果てた繰り返しの最果てにいる気分だ

白米を研いだらいつもの椅子に座る

幸いにもテレビは芸人のゴシップを特集

頭を空にするためにパズルゲームを

ながらプレイしつつぼーっと見るディスプレイ

よく知りもしないおっさんの演説は切ない

でも正直ちょっと煩い

他人に興味は無いどころか

最近の俺は俺のことも気に留まらない

まるでロボットのようにプログラムされた呼吸や鼓動

四肢を動かしては食事 排泄 睡眠 運動

これまで当たり前のように感じてきた全てが今

俺の居心地を悪くする まるで地獄の様だ

いや違うな 地獄そのものだ

地獄には地獄のマナーがあるらしくてな

従わなければ存命もままならない

其処の名前が天国だとか現世だとかは関係なく

それは地獄だ

希望も未来も光も全部が邪悪だ

今更どうすれば救われるというのか

まあどうでもいいけどな

もう少し寝よう

疲れた

  • 作詞

    GOMESS

  • 作曲

    JIN INOUE

  • プロデューサー

    JIN INOUE

  • ピアノ

    JIN INOUE

Nameless People, The Fiction Seen From the 5th Dimensionのジャケット写真

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舞台は、巨大な地下都市。5つの階層に分かれているこの都市で、光挿す”地上”に出るためには『人としての器』が求められる。だがしかし、”地上"もまた争いの絶えないディストピアだった。

アーティスト情報

  • JIN INOUE

    1992年神奈川県生まれ。ピアニスト/作編曲家。 洗足学園音楽大学JAZZ科卒業後、修業のためにアメリカに渡る。帰国後は、ALIやyamaなどの演奏で精力的に活動し、【MUSICSTATION】や【スッキリ】【THE FIRST TAKE】など様々なメディアやフェスへの出演を果たす。 2024年、アーティスト『JIN INOUE』として、1st Album「End Point of Alternate World Line」をリリース。 音楽映画をコンセプトに制作されたこのアルバムは、まるで映画を観ているかのようなストーリー性と世界観を持つ。 2025年2月12日に、2nd Album『Nameless People, The Fiction Seen From the 5th Dimension』をリリースし、2025年2月13日にsonoriumにてリリースライブを開催。

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SLAM RECORDS

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