Nameless People, The Fiction Seen From the 5th Dimensionのジャケット写真

歌詞

Two Life

JIN INOUE

信じていいのか?本当に

地獄にも天使はいたんだって

聖書にも教科書にも記述はなかったし

ジョージのリリックに出るあの子は悪魔だと思ってた

俄に信じがたいよ

俺に着いて回るあの黒い物真似野郎を消す

方法を知っているなんて

光だけではダメなことくらいは解ってて

だから 扉を閉めて 鍵もかけたんだ

光に触れなければ 影も息を持たない

希望さえ生まれなければ 絶望はありえない

どうしてあなたは今目の前にいる?

何を求める? 俺に一体何の用がある?

言葉は不透明で 全てが煙にしか見えないのに

あなたが呼吸をしていることだけが伝わる

幻かまやかしか妖...それならまだマシだが

どうやら新しい真実が実ったって話らしい

それは禁断の実かもしれないし

カビた金柑だって違いにはどうせ気が付かない

食う食わぬか 選ぶ権利なんて俺にあるのか

迷う暇もない だってそいつはとっくに俺の中に溶けていった

おかしな気分だ 暗い空にも慣れていたのに

こんなものが欲しくて生まれてきたわけじゃないのに

一度抱きしめてしまったら もう離せない

ずっとここにいたい 失いたくない

そう思えて止まらない 溢れ出る気持ちが抑えられない

...そうだったんだ

かくして先代の詩人は皆

最後には言葉を棄てて逝ったのか

まさか俺にもこんな時が来るなんて

夢にも思わなかった

嘘のように闇雲が晴れていく

いろどりを取り戻すように 笑う頬は

林檎よりも夕陽よりも赤くて まるで

と、大してうまくもない比喩を並べてるのは

照れ臭いからか ごめん 役立たずだ

この道をもう少しだけ歩いてみようか

崩れやすくて とても危ない道だけれど

もう怖くない きっと最後までいける

人生の目的が見つかったんだ 大丈夫

さあ 目を見開いて深く息を吸い込むんだ

これまでに犯した罪の数よりも今は

空に星を数えて唄を歌おうか

数えきれぬほどの夜を耐えてきたんだ

俺にだって報いがあったっていいじゃないか

どうせ最後には骨しか残らないんだから

最悪の色に新しい色を上塗りするんだ

あなたが最後の望み ありがとう

  • 作詞者

    GOMESS

  • 作曲者

    JIN INOUE

  • プロデューサー

    JIN INOUE

  • ピアノ

    JIN INOUE

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舞台は、巨大な地下都市。5つの階層に分かれているこの都市で、光挿す”地上”に出るためには『人としての器』が求められる。だがしかし、”地上"もまた争いの絶えないディストピアだった。

アーティスト情報

  • JIN INOUE

    1992年神奈川県生まれ。ピアニスト/作編曲家。 洗足学園音楽大学JAZZ科卒業後、修業のためにアメリカに渡る。帰国後は、ALIやyamaなどの演奏で精力的に活動し、【MUSICSTATION】や【スッキリ】【THE FIRST TAKE】など様々なメディアやフェスへの出演を果たす。 2024年、アーティスト『JIN INOUE』として、1st Album「End Point of Alternate World Line」をリリース。 音楽映画をコンセプトに制作されたこのアルバムは、まるで映画を観ているかのようなストーリー性と世界観を持つ。 2025年2月12日に、2nd Album『Nameless People, The Fiction Seen From the 5th Dimension』をリリースし、2025年2月13日にsonoriumにてリリースライブを開催。

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SLAM RECORDS

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