歌詞

眠らない星空に重ねた夢は

沈んでく瞼に映る

ありふれた花の匂い

色も形も、名前さえ知らない

僕にはまだ見えないまま

隠した顔、俯いてる声

踵を返した先で待っている儚い明日

こだまする声の行方

さよなら、

駆け出して夜に消える

綺麗な青空を描けはしない

戻れない暖かなあの日のまま

静かに瞼を閉じた

焦がれて身を焼かれ足掻く日々を

紡いだ言葉さえ空に溶けてく

眠れない空っぽを涙に変えて

明日は晴れるといいな

限りなく近くて、遠くに

響いた鐘が今も耳に残ったままで

煩わしさに睨んだあの日は

君との思い出に溢れていたんだ

ガラクタのようだと言われた

あの夢は今もまだ

手を伸ばせば届くすぐそこに

さよなら、

無情にも流れる声

言えずに顔伏せた臆病な僕

あの時目の前で落ちた雫

綺麗なものでは無くて

さよなら、

振り払う視線の先

足元、歪んでく景色の跡

濁した言葉はいつかの君と

静かな追憶の中

「おはよう」となんてない言葉だけど

君との日々に差す色は

僕の心に彩りをくれた

今でもそれだけは忘れないよ

眠らない星空に重ねた夢

瞼に焼き付いた涙の痕

つまらないプライドは

君に見せた最後の強がりだった

さよなら、

いつまでも忘れないよ

君との思い出に嘘はつかない

ほらまた星空と重なる朝

明日はもうすぐそこに