

朝の光 いつものように
空っぽのマグカップ 二つ並んでる
君が淹れた珈琲の香りが
まだこの部屋 漂っている気がして
癖になったんだ 無意識に探す
隣にいたはずの 温もりを
ため息ひとつ 窓の外へ逃がした
街の景色に 君の影が揺れる
二人で歩いた 並木道の色も
聴こえてくるのは あの日の歌
思い出が追いかけてくる
メロディーが胸を締め付ける
忘れられない あの日の笑顔
今も心に 焼き付いて離れない
この街角で また君を探す
本棚に残る 一冊の小説
結末を知るのが怖くて 閉じたまま
君の声で読み聞かせてくれたページは
今も開けない 約束みたいに
平気なフリが 上手くなるたびに
心に小さな嘘 積もってく
本当はまだ 何も変われないまま
記憶のどこかに 君が住み着いてる
忘れたいのに 忘れられない笑顔
何気ない瞬間に 蘇っては
この胸を締め付けていく
あの日のように 全て鮮明で
触れたくても もう届かないのに
まだ名前を呼び続けてる
返事のない声 宙に消えてく
時間薬なんて嘘だね きっと
薄れるどころか 色濃くなっていく
君がいないこの世界で 私は
どこへ向かえばいいんだろう
街の景色に 君の影が揺れる
サヨナラだけじゃ 終われない物語
いつかこの痛みを 優しさへと
変えられる日が来るのかな
今はまだ涙 隠せないけれど
その思い出も 力に変えて
新しいページを めくるように
物語の続き 紡いでいく
一人見上げる空に 君を想う
まだ、少しだけ…
- 作詞者
H@na
- 作曲者
H@na
- プロデューサー
H@na
- プログラミング
H@na

H@na の“失恋”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
失恋
H@na
この曲は、失った恋人への断ち切れない想いと、日常の風景にふと蘇る鮮やかな記憶を描いた、切ないバラードです。
二人で使ったマグカップ、一緒に歩いた並木道、読み聞かせてくれた小説のページ。ふとした瞬間に溢れ出す思い出は、今も主人公の胸を締め付けます。「時間薬なんて嘘だね」という言葉のように、時は過ぎても悲しみは薄れることなく、むしろ色濃くなっていく。
それでも、その痛みを抱きしめながら、「新しいページをめくるように物語の続きを紡いでいく」と、微かな希望を胸に未来へ歩き出そうとする心の軌跡を歌っています。
失恋の痛みを経験したすべての人にそっと寄り添う一曲です。
アーティスト情報
H@na
20年の時を超え、再び燃え上がる音楽への情熱! 高校・大学時代、心の中にあった思いを、音にのせて作った自作曲たち。 若い日の勢いと、新しいものを生み出す力がつまったそれらの曲が、AIの力を借りて、今の時代によみがえりました。 社会に出て、いろいろな経験をする中で、音楽から少し離れていた時期。 しかし、ふとしたことがきっかけで、心の奥で眠っていた音楽への愛が、また燃え上がりました。 あの頃の、まだ少し未熟だったけれど、 純粋だったメロディーや歌詞に、今の経験や、新しい音をくわえて、新しい命をふきこんでいます。 AIといっしょに音楽を作ることは、昔の自分の作ったものを、客観的に見つめなおし、新しいアイデアをもらう、大切な機会になっています。 過去と現在がまじりあう中で生まれる音楽は、なつかしさと進歩、そして何よりも、音楽を作る喜びと、新しい発見につつまれています。 長い間、音楽活動をしていなかったけれど、再び音楽の道を歩き始めた彼のサウンドは、AIと人間のあたたかい気持ちがまざりあった、特別な音の世界を広げます。 若い頃の、まだ完成していなかった夢を、今の技術で完成させるこのプロジェクトに、多くの人に注目して貰えるよう頑張ります。
H@naの他のリリース