Qilin Front Cover

Lyric

Qilin

ICHI

鰾膠も無く 追い越されていた

何時の間に 胸が騒がしい

なあ 此処迄と 言われた様だ

常の栄枯に騙る術も無く

何時からか 前を向く事が

出来なくて 出来たくなくて

明白地に 花を束ねて

唐紅の衣 携えた

儚くも 無常の常が

蝕み続ける 因果

其れも又 無常であると

気付いた頃には もう

老いた麒麟は駑馬にも劣ると

言われて 言われて

臍を噛んだ

逃れる事の無い 時の流れに

麒麟は 空回り

成れの果て

寄る辺なく 日々が過ぎていた

何時の間に ちいと恨めしい

泣き顔さえ 此以上は

目も当てられぬ事を知るべきだ

其の価値よ 価値よ 何処迄も

消えないで 消えないで居て

なあ 狭すぎる 此の世界で

急いては事を仕損じる 竜胆

憚るは 無情の罠と

偽り続ける 神話

其れも又 虚構であると

気付かずに 駑馬は 歩む

凪いだ水面は自ずと姿を

映して 映して

初めまして

もう枯れる事の無い花の鬘を

麒麟は 慈しむ

何時迄も

老いた麒麟は駑馬にも劣ると

諦め 諦め

情緒纏綿

逃れる事の無い 時の流れに

麒麟は 唯駆ける

何処迄も

  • Lyricist

    ICHI

  • Composer

    ICHI

Qilin Front Cover

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