Lyric

帰り道公園のベンチに

浅く腰かけてネクタイを緩めた

あいつは足元の石ころを見詰めて

溜息をひとつ漏らした

理不尽だけが最優先

理想はいつも先送り 問題は山積み

「こんなん間違ってんだ」って何度も

何度も吐き捨てて 吐き捨てて立ち上がる

頑張ったって いくら頑張ったって

いいことの一つも起きやしないって

嘆くあいつを誰が救いますか

待っても待っても来ない誰かを

それでも「待て」と言われてるみたいだ

祈りを捧げるあいつの背中は

やけに弱く小さく思えた

「こんなん間違ってんだ」って何度も

涙流して奥歯噛み締める

頑張ったって いくら頑張ったって

いいことの一つも起きやしないって

嘆くあいつは罪深いですか

死んでるみたいに息をしている

息をするように負け続けている

それでもこのまま進むんですか

頑張ったって いくら頑張ったって

いいことの一つも起きやしないって

歌う私は誰を救えますか