各駅停車のスケッチのジャケット写真

歌詞

各駅停車のスケッチ

Akemi

青山通り 馴染めないテラス

白いクロスが 眩しすぎて

重いカトラリー 手に余らせて

あなたの笑顔に 微笑んでしまう

あなたは広げる 真新しい間取り図(チラシ)

「日当たりのいい 部屋にしよう」と

約束という 鍵をかけたがる

私はまだ 黄昏れにはぐれたい

優しさは 降り積もる雪ね

アスファルトさえ 白く覆って

私のなかの 消えない火を

眠らせようと 誘うけれど

銀色のフェンス 街を隔てて

向こうの光 際立たせるの

混じり合えない 距離があるから

私は私を 見失わずに済んだ

「幸せ」の終着駅(ゴール)は まだいらないわ

迷路のなかで 震える鼓動

それだけを 信じていたい

小田急線の 窓に揺られて

あなたのコロン 包まれてても

国道十六号 あの砂埃

思い出すのは なぜかしら

じっくり色を 育てたかった

雨に濡れてる 紫陽花のように

あなたは少し 時計を早めて

今の景色を 塗りつぶしていく

平穏は 止まった景色

凪いだ海より 私は欲しい

銀の翼の 震える爆音(おと)に

身をさらして 明日を見ていたい

銀色のフェンス そこにあるから

互いの影を 見つめていられた

一つになれば 景色は消える

私は温度を 捨てたくないの

約束という 波打ち際より

名前のない 明日の空に

この指で 触れてみたいの

電車のドアが ため息をつく

ホームに広がる 冷めた夜の色

追いかけて 来ないでいいわ

違う夜へと はみ出してゆく

さよならは 風に預けて

境界線の こちら側で

少し震える 指先を

ポケットに 隠すだけ

各駅停車の夜を 歩いて行く

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

各駅停車のスケッチのジャケット写真

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    各駅停車のスケッチ

    Akemi

「各駅停車のスケッチ」は、約束された未来よりも、まだ名前のない明日を選ぼうとする女性の心情を描いたミディアムテンポのシティポップ。
青山通りのテラス、小田急線の車窓、銀色のフェンスに隔てられた街の光――整えられた幸福の輪郭の中で、自分の鼓動を見失わないために揺れる感情を静かに映し出す。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、優しさや平穏に包まれながらも、まだ終着駅に辿り着きたくないと願う大人の選択。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックが持っていた、都市生活の機微と若い決断を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

追いかけてくる列車ではなく、各駅停車の夜を歩くように――
名前のない未来へと少しずつ進んでいく、その静かな勇気を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.

アーティスト情報

  • Akemi

    1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。

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