ロストランドスケープ (feat. 千)のジャケット写真

歌詞

ロストランドスケープ (feat. 千)

Kōya Ogata

横転したトラックを横目に

防護服をきた男が通り過ぎていく

かつて繁華街と呼ばれた

この場所の [余白] の多くなった交差点

無造作に道端に転がる

くすんだ空き瓶を拾い上げた

鏡面に曲がって映る

あの時の喧騒すら今は恋しい

『昔は良かった』

と酒を飲んで語ったあの日のことは

とうの昔に笑い話にも

ならなくなってしまった

語る人すらもういない

届かない過去に想いを馳せる

この場所だけが覚えている

失われた景色を

ヒビがやがて大きくなるように

繋がりが分断されてしまった時代

本音をマスクの下に隠し薄ら笑い

だがそれも嘘ではない

0と1に再構成した声で

触れられないあなたに語る愛

次第に遠くなっていった距離

それこそが病原菌

悲哀でつつまれた世界、

愛で理想を語ろうなんて

アイデアもないが

来世なんてものには

期待しないで泣いた

あの日の僕に献杯

臨月の女性のわずかな咳

たった一つに誰かの舌打ち

次第に車内に感染する憎しみ

一生消せないシミ

思わず目を逸らした先に

美しき誇大広告

白い歯をみせた

黒い悪意が笑っている

『正しく生きなさい』

こんな国など逃げ出したい

とニュースは戦時中のように

限られたワクチンを巡り

我こそはと人の価値の争い

有り得たかもしれない幸せは

廃棄された有精卵みたい

遠い国の話ではない、

たかだか数センチ先の未来

誰かが呟いた

もう終わりにしようと叫んだ

銃を捨て抱擁を交わした革命前夜

血の代わりに熱い涙を流した

緩やかな崩壊の中

誰もが手を取った

その光景を見た詩人が

読んだ詩の一節を

歌うたいが口ずさんだ

その歌はまるで種みたいだ

いつしか芽吹いたその言葉の数々が

誰かの心の中で芽吹く頃

遠い人々の祈りになった

希望という名の大木から

木漏れ日が差し込んで

やがて緑で覆われたその大地を

僕らは故郷と呼んだ

誰かが呟いた

もう終わりにしようと叫んだ

銃を捨て抱擁を交わした革命前夜

血の代わりに熱い涙を流した

緩やかな崩壊の中

誰もが手を取った

その光景を見た詩人が

読んだ詩の一節を

歌うたいが口ずさんだ

その歌はまるで種みたいだ

いつしか芽吹いたその言葉の数々が

誰かの心の中で芽吹く頃

遠い人々の祈りになった

希望という名の大木から

木漏れ日が差し込んで

やがて緑で覆われたその大地を

僕らは

故郷と呼んだ

かくして滅んだ人類

なんて記述にも残らない

今はもう失われてしまった話だが

僕らが必死に生きた時代

この場所だけは覚えている

失われた景色を

  • 作曲

    Kōya Ogata

  • 作詞

ロストランドスケープ (feat. 千)のジャケット写真

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    ロストランドスケープ (feat. 千)

    Kōya Ogata

Kōya Ogataがデジタルシングル『ロストランドスケープ feat.sen』の配信を発表。

今回は先月2月にリリースしたばかりのインスト・ヒップホップ作品『余白 -vol.1-』の中からの楽曲をリミックスしたものであり、作詩と曲中の詩は映像ディレクターでもある「千 / Sen」をフィーチャリングしたポエトリーリーディングとなっている。

また、3月末には『余白 -vol.2-』をリリースするとのことなので併せてチェックしておきたい。

アーティスト情報

  • Kōya Ogata

    COMME des GARÇONSへ新卒入社後、2年で退社。 2014年まで所属していた「THE CHERRY COKE$」ではFUJIROCK FESTIVAL、COUNT DOWN JAPANをはじめ、全国各地の様々な音楽フェスに出演。 2017年ソロでの音楽活動を開始。 2017年11月にはニューヨークでシューアーティストである三澤則行氏の個展でサウンドスケープデザインを担当。 個展に合わせ、ソロ後初作品となる個展のための楽曲「阿吽」 を発表。 2018年2月に1st カセット「阿吽」を発売。 同年12月ロンドンで行われた三澤氏の個展のサウンドスケープデザインを担当。 2020年1月にイタリアの現代音楽レーベル「Blue Spiral Records」よりコンピレーションアルバムへ参加。 2020年7月、2nd カセット「SENSE2」を発売。 Apple Musicのプレイリストにも選ばれ、2021年8月現在 インストゥルメンタル トップアルバム チャート1位を9ヶ国で獲得、25ヶ国でトップ10入りした。

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munimal Records

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