すみれ詩手帖のジャケット写真

歌詞

花千代女

黒色すみれ

紅とり小指

花千代女(はなちよめ)

夏の夜空を仰ぎみて

なかなか勤めに行かなんだ

耳に鬢かけ 花千代女

遠き異国の巴里(パリ)だとて

忘らりようか 彼の姿

マドロス、マドロス、連れてって

あの人のくれるシグナルの

青い炎が恋しくて

今宵もおちおち寝れやせん

可愛や娘、ちんとんしゃん

月見る花よ、ちんとんしゃん

去りぬ鐘の音、ちんとんしゃん

惹かるるは性

離るるは運命(さだめ)

迷い羽虫は燈籠に

ぶつかり、ぶつかり、幾度なく

この世に生まれた

証(しるし)を残す

あたしはそれすら出来やせん

先に立ちて天の川の

流らりよ彼のもとへ

静かに燃ゆる 青い炎は

可愛や娘、ちんとんしゃん

月見る花よ、ちんとんしゃん

去りぬ鐘の音、ちんとんしゃん

惹かるるは性

離るるは運命(さだめ)

  • 作詞

    佐藤由佳

  • 作曲

    佐藤由佳

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テーマは「大正ロマン」!
収録曲14曲中7曲に起用した大正浪漫文学の巨匠・北原白秋の詩が、黒色すみれの歌、ヴァイオリン、アコーディオンと融合してノスタルジックな旋律を奏でています。
日本語の美しさ、繊細かつ力強い歌声が心の奥深くまで沁みわたる作品。
アルバムの核となる楽曲「たんぽぽ」では、斎藤ネコ氏が編曲を担当。
素晴らしいオーケストレーションを聴かせてくれます。

アーティスト情報

Kokusyoku Sumire

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