すみれ詩手帖のジャケット写真

歌詞

水ヒアシンス

黒色すみれ

月しろか、いな、さにあらじ。

薄ら日か、いな、さにあらじ。

あはれ、その仄のにほひの

などもさはいまも身に泌む。

さなり、そは薄き香のゆめ。

ほのかなる暮の汀を、

われはまた君が背に寝て、

なにうたひ、なにかかたりし。

そも知らね、なべてをさなく

忘られし日にはあれども、

われは知る、二人溺れて

ふと見し、水ヒアシンスの花。

  • 作詞

    北原白秋

  • 作曲

    佐藤由佳

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テーマは「大正ロマン」!
収録曲14曲中7曲に起用した大正浪漫文学の巨匠・北原白秋の詩が、黒色すみれの歌、ヴァイオリン、アコーディオンと融合してノスタルジックな旋律を奏でています。
日本語の美しさ、繊細かつ力強い歌声が心の奥深くまで沁みわたる作品。
アルバムの核となる楽曲「たんぽぽ」では、斎藤ネコ氏が編曲を担当。
素晴らしいオーケストレーションを聴かせてくれます。

アーティスト情報

Kokusyoku Sumire

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