ネモフィラピクニックのジャケット写真

歌詞

ネモフィラピクニック

BAYABAYA

春の雲が ゆっくり泳ぐ朝

週末プランを練る ささいな家族かいぎ

「おばあちゃんに顔見せよう」と 妻が笑い

むすめと手をつなぎ とねり公園へ向かった

ネモフィラの絨毯 風にゆれ

桜色のお弁当 ほどくとき

小さな掌が 割りばしを配り

その明るい声が 空を晴らした

笑い声が 春風にほどけたら

曇り空さえ 淡い光に変わる

君の声に みんな頬ほころび

弁当箱の端で 季節がきらめく

苺を爪楊枝で そっと貫き

「ぶすこっ!」とひと声 頬を染めて差し出す

甘い果汁が きらり滴り

笑い声まで 花びらのよう

ターザンロープに 飛び乗る背中

「見守っててね」と 遠くから合図

着地のたびに 振り返り笑う

勇気の花びら 高く舞い上がる

笑い声が 世代をつなぐ橋なら

手のひらの優しさで 未来が揺れ始める

娘の小さなひと声で 雨雲さえ晴れ

家族の午後を ネモフィラ色に染めた

夜 布団にもぐる 小さな山へ

「今日はありがとう」と 囁くと

照れた声で 短い返事

その温度が 胸の灯になる

笑い声を 春風にあずけた日

桜の花びらが 思い出を編んでいく

誰かを想う心は 季節を越えて

曇り空さえ いつでも光に変えてゆく

ネモフィラ色の風を ポケットにしまい

帰り道さえ 春の歌に変えた

  • 作詞者

    BAYABAYA

  • 作曲者

    BAYABAYA

  • プロデューサー

    BAYABAYA

  • ボーカル

    BAYABAYA

ネモフィラピクニックのジャケット写真

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    ネモフィラピクニック

    BAYABAYA

「舎人公園でのピクニック」は、実話に基づいたアコースティック・ポップの楽曲です。
東京・舎人公園で家族と過ごした春のピクニックの思い出から生まれた一曲。
静かで温かな午後、何気ない幸せを音楽に込めました。

アーティスト情報

  • BAYABAYA

    日本を拠点にインストゥルメンタル音楽を制作しています。 テーマにしているのは、季節の移ろい、一日の時間の流れ、そして街や自然の風景です。春の朝のやわらかな光や、夏の夜の静けさ。秋の街角の彩りに、冬の午後の落ち着き。そうした何気ない瞬間を音に置き換えるように曲を紡いでいます。 言葉を持たない音楽だからこそ、聴く人それぞれが自由に物語を描くことができます。過去を思い出すこともあれば、いまを静かに味わうこともある。未来の景色を想像するきっかけになるかもしれません。 聴く人の日常に、静かに彩りを添えられる音楽でありたいと思っています。

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