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ピアノレッスンの音……故郷は美しいワクワクする音で 溢れていました。遠い国まで探しにいった「音」は、実 は 生まれた場所でずっと前から響いていたのです。
私が追い続けていたものとは、長い人生の道の途上で出会う 様々な苦しみや喜びの中で、純粋に幸せだった幼い自分が 無意識のうちに聴いていた日常の温かい記憶そのものだった のではないかということを、この曲を作りながら感じました。 愛しいふるさと・長久手の響きにいま一度耳を傾けて一つ 一つを丁寧に書き取ってみたいと思い描いた曲が「長久手」と いうアルバムになりました。
この曲たちが、みなさまにもきっと心の奥で生きている 幸せな思い出と繋がる架け橋となったらこんなに嬉しい ことはありません。
ピアニスト・作曲家。愛知県長久手市に生まれ、3歳でピアノを始める。ミュンヘン国立音楽大学~マドリッド国立音楽大学院ピアノ科卒業。世界各地を旅してミュンヘン~マドリッド~ハバナ、現在は京都とスペインに暮らし、学び、教え、演奏し、料理する。 クラシック音楽から出発した無国籍・無ジャンル音楽を奏でる。コルドバのメスキータ、サンチャゴ大聖堂、エル・エスコリアル修道院など多くの世界遺産で演奏、国内では清水寺、春日大社でもコンサートを行った。2003年以降、チューチョ・バルデス、ネストル・マルコーニなどと共演。2005年 愛・地球博「モリゾーとキッコロ」のテーマソング、NHKのテレビ「猫のしっぽとカエルの手」、「やまと尼寺精進日記」、「北斎“宇宙”を描く」、NHKラジオ「ラジオ深夜便」、映画「ベニシアさんの四季の庭」、スカイマークの機内テーマ曲など数多くのサウンドトラック、音楽制作を担当。 「In Latin America」(2004年)以降、「In The Forest」(2006年)、「馨(かおり)」(2010年)、「Nostalghia~Kiyomizu」(2017年)、「やまと尼寺精進日記サウンドトラック」「スカイブルー」(スカイマーク株式会社の機内で流れている)、「Christmas of Mine」(2019年)など十数枚のアルバムを発表している。
川上ミネ音楽事務所株式会社