Lyric

明滅行進する光を追っても

次第に消えていく蛍の群れ

現在進行で虚しさの中に湧いた情

悲しさはまるで無いだろう

点滅信号誰のために

何を照らし続けて

信仰者すがられる者の心つゆ知らず

明滅行進俯瞰する

僕らの頭上を越えて

鉄格子阻まれた景色

その先が見たいと

劣情さえも不安や焦りを超えてくる

そして空っぽの創作意欲で

紙をペンで殴る

降り頻る雨はさながら無意識の外圧

苦しさの合間

水を差してくるジレンマ

もう二度ともう一度

なんて言わないよ

あの人も大切な物を守るため奪うの

悲しみを糧にして揺れる陽炎

愛想のない子供達は

大成する大人に倣い

感情を消す術身につけ

不安や焦りは二の次に

成すべきことを成していく

劣情さえも不安や焦りを超えてくる

そして空っぽの創作意欲で

紙をペンで殴る

明滅行進俯瞰する

僕らの頭上を超えて

鉄格子阻まれた景色

その先が見たいとその先の未来を

ただ消えていく光の行方を記す

照らすものは無くとも綴り続ける