歌詞

泳ぎつかれた あぁ…あの夏の空

もう誰も届かない彼方へ

ありえない あぁ…ゆらめきながら

失くしたはずの帰る場所へ

季節は雨上がり後

呼吸、溜息混じり

読み解いたサスペンス

始まりは不意にすでに

あらかじめ企てて

虚ろに感じた鼓動

いつまでも僕は

ここに佇む

景色が流れ果ててしまっても

鼓膜に研ぎ澄まし

溺れてもがいても

差し伸べた手、穢されてゆく

泳ぎつかれた あぁ…あの夏の空

もう誰も届かない彼方へ

ありえない あぁ…ゆらめきながら

失くしたはずの帰る場所へ

映画は何故おかしく

裏切られたエンドロール

眩しさに、遮られ

描かれた残像と

廻り廻る視界が

懐かしさに入り浸る

あの頃の僕は

白く無垢に

終わりがないことと信じてた

心が形無しで

全てが、まやかしで

鮮明なまま、眠りに堕ち

泳ぎつかれた あぁ…あの夏の空

もう誰も届かない彼方へ

ありえない あぁ…ゆらめきながら

失くしたはずの帰る場所へ

来るはずのない　あぁ秋に染まり

少しずつ冷めてしまっても

夢ならば　あぁ醒めないでいて

僕は何にすがりつけばいいの…?