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**Futur Yumekoの21thシングル『すごいものが出来た!』世界線**は、
**旧約聖書 創世記**に記された天地創造、特に「生き物が誕生する前」の4日間をテーマにした楽曲です。
本作は、Futur Yumekoによる「強運古典バイブル三部作」の第二章にあたる作品であり、
三部作が描く【破壊 -> 創造 -> 復活】という流れの中で、**“創造"**の瞬間を詩的に描きます。
前作となる19thシングル『ないものがある!』世界線が「破壊」を主題としていたのに対し、
本作では「すべてが無になったあと、どうやって“新しい世界"が始まるのか」を、音楽と詩で探求します。
この楽曲が表現するのは、「奇跡の創造」の瞬間
『すごいものが出来た!』という表現は、単なる成功や完成を超え、
**“存在そのものが変容した瞬間"**を意味します。
まったく新しい価値観や視点が立ち上がり、今までの自分では辿り着けなかった場所に出会う――
この楽曲は、そうした精神的転換点を、創世記の天地創造になぞらえて表現しています。
歌詞に込められたメッセージ
本楽曲では、旧約聖書「創世記」の内容を、現代の個人が体験する「再創造」の物語として再構成しています。
(以下参照、章:節)
・「初めに空と 土が出来た」(1:1)
「はじめに神は天と地を創造された」
世界の始まり。空(可能性)と土(現実)が分かれる瞬間。人生の再出発を象徴します。
・「水と水との 間の空」(1:6-7)
「神は仰せられた、『水の間に大空があり、水と水を分けよ』」
無意識と意識、混沌と秩序の境界線。夢子が立つその空間は、創造の中間地点を表します。
・「乾いた土は 地と呼ばれ、水の集まり 海になった」(1:9-10)
名もなき混沌に、初めて名前と役割が与えられた瞬間。
これは、人が自分自身の意味に気づく過程と重なります。
・「空に光を 灯した時 昼は大きく 夜は星空」(1:14-16)
昼と夜、時間と季節のサイクルが整う。
ここで**「変わる世界 刻む時よ」**という歌詞が登場し、時間=命のリズムが刻まれ始めます。
・「海もないまま 時は変わる」(1:2)
「地は混沌であり、闇が深淵の表にあり」
“無"の状態、すべてがリセットされた空白の時。
しかし、「時は変わる」――そこから新しい命が芽吹き始める兆しが描かれます。
・「見よ、神様 共におられる」(1:3-4)
「光あれ」と神が語ったとき、光が生まれ、神はそれを良しとされた。
この歌詞は、“見えない存在が確かに共にある"という信頼と希望の気づきを象徴します。
・「すべて新し 命を紡ぐ、いま!!」(1:19)
光が空に満ち、昼と夜が完成する第四日目。
命が芽吹く直前の、静かで神秘的な完成形が「いま!!」という叫びで表現されます。
・「すべてのものを 新しくし、時の向こうに 命を繋ぐ」(1:1-18)
これは、創造が未来へとつながっていく象徴的表現。
自分の人生や世界観が書き換わるような次元の変化を示します。
・「『すごいもの』が 今ここに、いま!!」(1:18)
想定外の奇跡。かつて経験したことのない結果。
“創造の驚き"と“今この瞬間にある奇跡"を祝う、絶頂の一節です。
ジャケットの意味:夢子と“創造の狭間"
『すごいものが出来た!』のジャケットでは、夢子が「上の水と下の水」に分けられた空間に立ち、
その中心で“地球"を手にしています。
このビジュアルは、以下を象徴しています:
秩序が生まれる直前の、分離された宇宙の構造
無意識と意識、創造と混沌の間にある“はざま"
夢子が創造に立ち会い、見届ける存在であること
楽曲の特徴
・「創造の過程」を音楽で描くドラマティックな構成
旧世界の静寂から、新世界の誕生へと導く、映画のクライマックスのようなスケール感で展開されます。
・変わらぬ核心と、移り変わる音の景色
「変わる世界 刻む時よ」「答えはいつも そこにある」など、
普遍的な言葉が、音の変化に合わせて何度も姿を変えて現れます。
それは、どんな状況でも揺るがない“核"があることを伝える演出でもあります。
・シャウト「いま!!」の持つ意味
この言葉は、無から有へと変わる一瞬=創造の臨界点を示しています。
静けさの中で突然現れるこの叫びが、リスナーの心に強く響きます。
まとめ
Futur Yumeko 21thシングル『すごいものが出来た!』世界線は、
旧約聖書 創世記に記された創造をもとに、
現代の私たち一人ひとりの「再創造」や「新たな世界線への到達」を描いた作品です。
無から生まれる創造の奇跡
世界線が変わり、「すごいものが出来た!」と気づく瞬間
それは、外から与えられるものではなく、あなた自身の中から生まれるもの
破壊の先に創造があり、創造の先には「いま」がある。
「強運古典バイブル三部作」の第二章、いまここに解禁。