Nihokai Hitoribotti Front Cover

Lyric

Toji no machi

TAKU THE 1460

堀川通りをチャリで爆走

颯爽と駆け抜け

Turn 御池通り

等間隔にビルが立ち並ぶ

飾らない街並み

街路樹に紫陽花

あてもなく

ゼスト御池を徘徊

頭を回して

毎回敗退

俺なりの戦い

何かが足りない

扉は開かない

ララバイララバイ

京都に配属

二年で退職

失業保険と貯金で時を買う

星の数ほどある選択肢から

何故か面倒な道を選ぶ

引き続き京都でひとり暮らし

方角一目瞭然の町で

この先どうなる

目先にフォーカス

まずは今日明日と

手を動かす

俺のミッションは

貯金が底つく前に

文学賞をとって出版

軍資金の期限は二年ほど

浪人生活がまた始まる

狂気は宿らない

常々正気

同志もツレもいない

ひとりぼっち

正真正銘のひとりの暮らし

東に東寺

北に梅小路

汽車の汽笛がポーー

梅小路公園から聞こえるよ

西寺の跡地の西寺公園

羅城門の跡地の羅城門公園

跡地と言えど跡形もない

俺の足跡も残ってない

いい思い出なんて何もないのに

何故か思い出す京都の町

リーガロイヤル

朝食パスポート

コロナ禍半年で5万円

本来は一食につき3000円

だから毎日通えばあら大変

恥も外聞もなく皆勤賞

俺は若くして成功したIT社長

だからこの時間にも通えるんです

みたいな顔して毎朝受付

雨の日も風の日も通いつめる

働かざる者

腹だけ満たす

あまりに満腹になりすぎると

午前は動けなくなるから

気持ち腹八分

カレーは二十日分作り溜め

昼は週3カレー

夜は週5カレー

年間400はカレー

イチローを超えてる

俺が京都のいしろーだぜ

リーガロイヤルとカレーライス

お金はないけど贅沢なライフ

小腹が空いたら

巴屋のおはぎか

ブラザーベーカリーのシュークリーム

フレスコの二割引の菓子パンも

俺には立派な京料理

キッチンさかは粋な名店

虹ががかる日

十二時に行こう

時間はあるけど暇はない

牙があるとか自分で言わない

隣の芝が青く見えて

俺は何してんだ阿呆くせえ

いい時計してねえから

四年も居座って

お茶漬け出されねえ

自分で自分を

落ちこぼれと名乗るほど

俺落ちぶれちゃねえ

京都の町をひとり歩こう

暮らしの中で何か探そう

京都の町

俺の町

当時住んでた東寺の町

正気の沙汰だよ

どこにいたって

まだまだまだまだくたばらねえ

闇夜に煌めく東寺のように

俺の孤独も金ピカになれ

  • Lyricist

    TAKU THE 1460

  • Composer

    TAKU THE 1460, BEATBANK

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