共感覚の幽霊のジャケット写真

歌詞

Vindictive Homeostasis

さとう大夢, 知声

リスニングルームの静けさの

調べと寒さを

諦めにも似た偏愛の

自尊心で耐える

カーテンが揺れる度に

滴る窓辺の泪

磨り硝子を流れ

落ちるかのように迷っている

生き方で

永続的な孤独と猟奇に

後天性の鬼も

折を待つ告天子も

泪を流したのかそれとも

絶望が零れたか

自由を持つこの束縛に

心をなぞり早回すけど

造形の 雪に足掬われて

それでも庇う身体

体温計が振り切れてしまうまで

色鮮やかな飾り窓にて

アナログなランドスケープをみた

意固地の揺れは窓の外から

白い景色に映えてる球体

誤魔化すだけの日々礼賛を

嫌うような素振りを見せれば

何もかもにも頷くだけの

上澄みの声が否定してくる

愛しなければいけません

我慢することが美しい

教えてくれたから

身体は従うけど

行ったり来たりに目眩している

心を裏側に隠すけど

全身の上に熱が響いて

動けやしない身体

しがらみの中縺れてしまうだけ

火が点る部屋と

乾いた外はどこか似ていて

その間(はざま)に揺れる

空気の層は気付いてない

その先を

断続的な歓喜の刹那が

後天性の鬼も

折を待つ告天子も

感情を鈍らせているなら

諦念の思いなら

行先は黒い日曜日

心は月に憧れてても

蒙昧の 箱庭に惑わされ

知ることもない身体

一夜に千年降り積もる町で

  • 作詞

    さとう大夢

  • 作曲

    さとう大夢

共感覚の幽霊のジャケット写真

さとう大夢, 知声 の“Vindictive Homeostasis”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

共感覚の幽霊

さとう大夢, 知声

アーティスト情報

  • さとう大夢

    2021年よりマイペースにソロ活動を開始。 2024年には自身初となるアルバム「共感覚の幽霊」を発表する。 バンドのドラマーでありながら、ギター・ベース・シンセサイザー・PCを操り独自の音楽を生成中。 現代社会領域をシュルレアリスムの世界観で描いた詞と、メタルを基調としながらもポップが垣間見える楽曲が、唯一無二の存在へと昇華させている。

    アーティストページへ

  • 知声

    アーティストページへ

"