マルチタスクスキルのジャケット写真

歌詞

マルチタスクスキル

Ryoji Motoishi

画面の隅で点滅する 通知の嵐とスケジュール

右手に冷めたコーヒー 左手に書きかけのレスポンス

頭の中で鳴り響く タスク完了の電子音

「効率よく」「器用に」生きるんだ と 誰かの声で催促される

「要領がいいね」と評価されて

「君ならできる」と積まれるタスク

スペック過剰でスペック不足

求められるのは俺じゃなく ただただ高性能なマシン

マルチタスクスキルを誇れ 感情を省いて処理を急げ

キャパシティの限界を超えて 今日も器用に壊れていく

「同時にいくつもこなせる」なんて ただのご都合、言い訳だろ?

メモリオーバー飛ぶ前に この優秀なバグを笑ってくれ

マルチウィンドゥに広がる日常 どれも本気でどれも適当

「同時に愛する」器用さなんて 結局どれも選べない証拠

誰かの期待に応えるたびに 自分のプライオリティ最下位

「効率化」という名のハサミで 無駄な心を削ぎ落とせ

画面が固まる ほんの一瞬

「本当にやりたいってこと何?」

ログを辿っても出てこない

初期化された俺 アイデンティティ

マルチタスクスキルの罠だ  何でもできるは 何にもできない

器用貧乏な勲章つけて  誇らしげに擦り減っていく

「代わりはいくらでもいる」ってんなら この有能さ、何の意味がある?

過熱していく この脳みそ  誰か どうか冷やしてくれ

ひとつだけに没頭させて

ひとつだけに集中させて

不器用だって言われていい

画面をぜんぶ、消してしまいたい

マルチタスクスキルを捨てて 最後のタブを閉じるんだ

今、目の前にある「ひとつ」だけ 泥臭く抱きしめてみたい

完璧な処理の速度は要らない エラーだらけの不器用な俺さ

シングルタスクで生きていく たった一度きりのこのチャンス

君ならどうする?

俺は…どうする?

  • 作詞者

    Ryoji Motoishi

  • 作曲者

    Ryoji Motoishi

  • プロデューサー

    Ryoji Motoishi

  • ボーカル

    Ryoji Motoishi

マルチタスクスキルのジャケット写真

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    マルチタスクスキル

    Ryoji Motoishi

画面の隅で鳴り続ける通知と、次々に積まれるタスク。「効率よく」「器用に」と求められるほど、本当にやりたいことが見えなくなっていく現代人の焦燥を描いた一曲。サビでは、なんでもこなせる器用さを手放してでも「ひとつだけ」に没頭したいという切実な願いが響く。不器用でいい、エラーだらけでいい、そう歌う姿に共感が広がる。疾走感のあるサウンドが、閉塞感を振り払うような爽快さを生んでいる。

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