歌詞

ざわつき濡れる街に

遠ざかる足音達が

通り過ぎてゆく

誰もが見えない

取り残された存在

誰かが差し出した

小さな傘が

心を揺らし　温もりに変わる

距離が　言葉が　揺れていた

雨音にまぎれて

隠した想いは

傘の中だけに揺れ

その世界は優しかった

晴れた日に見える街は

鋭さに響く雑音達が

傷付き涙する

誰もがもがき

逆立ちをしている

並んで歩く人だかり

すれ違う心の糸

呼び合う声さえ　きこえない

鼓動が　愛が　揺れていた

騒音に消され

大事な声は

足元に揺れ動き

大切な世界へと呼んでいる

同じ空を見ているのに

無情な音に　視界はせまく

立ち止まる

距離が　言葉が　揺れていた

雨音にまぎれて

隠した想いは

傘の中に本当が見え

そこに温もりを分かち合う

気付いてるのに

気付かないふりをしないで

人は人となるため

分かち合うんだよ