歌詞

見付けた

心に

嘘つく

間際

通り過ぎる

空の音

垂れ下がる

季節を背に

ほんの少し

ちょっとだけ

長い髪が

揺れて

コバルトブルー

欠伸して

言わずもがな

慮る

触れた囚われの風

打ち寄せる波は戻らない

星の煌めきばかりで

あの日の夜は明けない

春夏秋冬だって

君が色を流してくよ

花も木も草も 舞って

モノクロで降り積もる

未だ夢の中で

恋をして

その輝きだけを

描けるなら

飾れるなら

どれほど許されるのかな

未だ君の果てで

眠っていたい

靡く

攫う

萌ゆる

堕ちる

時の針を探して

嫌だな 嫌だな 嫌だな 嫌だな

嫌だな 嫌だな 嫌だな 嫌だな

嫌だな 嫌だな 嫌だな 嫌だな

嫌だな 嫌

巻き戻れよ

殺ってやった 独りで

だってなんか 惨めで

腐りかけの苺で

蓋をするショートケーキの

末端

やっぱ

クリームが

タッパーから

溢れ出す

傷付く癖に

また水で崩してく

未だ夢の中で

海を見て

月の調べに酔う

彼でさえ

彼女でさえも

散り散りに

深く深く 死

ねえ君の果てで

眠っていたい

沈む

混ざる

白濁の奥

生まれ変わり

愛する

君だけが

僕だけのメーデー

指先で 蕾を開ける

感じてて

裏切りのメーデー

体温と

腕の中の目

辛すぎる

覚束無いメーデー

脈拍は

達して揃う

初めての

隣合わせメーデー

永遠に

こうしていよう

未だ黙ったまま

皆変わった中

分からないかな

ただ笑ったまま

抱いた淡々とした

柔らかな記憶

シルクのフリルに身を包み

憂き身をやつし

砂漠の上

冴えない 然すれば

残る色で

蝶も蜂に成って

舞い踊る

見付けた

心に

嘘ついた

隙間

迷子のオプシン

暗い暗いレチナール

赤緑青だって

心白く染まっていて

一切合切

金輪際

映らないから

微睡みの中で

愛し合って

その輝きだけを

捕まえたい

寂しくない

エンディングに生き急いで

そう君の果てで

眠っていたい

歌う

詠う

唱う

謡う

巡り巡る

らららら

憂いの数だけ

お導き下さい

主よ どうか慈しむ

心を我に

嘆きの数だけ

御許に近づく

主よ どうか新しき

命を我に

誓いの数だけ

祝福を下さい

主よ どうか身罷る

體を我に

祈りの数だけ

行く手を示す

主よ 上下天光

いつまでも御傍に