

悪魔が見えると 侵されていると
瞳は鈍く黒く濁っていた
聳え立つ塔へ 返す時が来た
朽ちゆく身体を固く抱きしめ
少し歩く また近づく
懐かしい匂いがした
此処が私の終わりと知った
帰らぬ君よ 沈黙へ
鳥と共に歌いながら
安らかに眠る 心の元へ
転がり出た瞳を見つめて
戻らぬ君を追いかけた
月の女神の国へと
焼かれることはなく離れていく
あの笑顔も あの声も
染みついた記憶さえも
大きな円を描きその時を待っている
残り僅かな灯火が消え落ちるのを
影を地に落とす群れになって待っている
浅い呼吸 身体の震えが止まるのを
少し歩く また近づく
懐かしい声がした
同じ足跡を踏み この地へ
帰らぬ君を 見下ろして
遠き旅路はどうでした?
此の長い道 鋭い炎
晴れ渡る空に手が届く
戻らぬ君を追いかけた
変わりゆく姿を待ち
立ち尽くす私を笑う様に
崩れ落ちた思い出が
赤黒く時を刻む
手招きした様に見えた
湿った鉄の匂いが
少しだけ残ってる その手に
帰らぬ君よ 沈黙へ
愛した夢の欠片を
一つ残さず 拾い集めて
空を見上げて合図を送る
戻らぬ君を抱きしめた
次は私も混ざるから
頬に触れる指は硬く細く
纏わりつく 影の中
また君と出会えたなら
- 作詞者
かそかそ
- 作曲者
かそかそ

Sennzai の“沈黙の塔”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
白蓮華
Sennzai
- 2
全知全能
Sennzai
- ⚫︎
沈黙の塔
Sennzai
- 4
Dimension
Sennzai
- 5
春宵胡蝶
Sennzai
- 6
白蓮華 (Instrumental Ver.)
Sennzai
- 7
全知全能 (Instrumental Ver.)
Sennzai
- 8
沈黙の塔 (Instrumental Ver.)
Sennzai
- 9
Dimension (Instrumental Ver.)
Sennzai
- 10
春宵胡蝶 (Instrumental Ver.)
Sennzai
『生れ落ちた此の地から、何処までも遠くへ。』
Sennzai自身のアイデンティティでもある"アジア"を起点に、
異なる音楽ジャンルを融合させた、独創的な1枚。
アルバム全体で音楽と歌声の多様性を突き詰め、
Sennzaiにしかできない表現を追求し、全英歌詞の楽曲にも挑戦。
統一されたコンセプトの中で豪華製作陣と織り成す、 様々な曲調や世界観がクロスする書き下ろし楽曲と、各inst ver.を含んだ全10曲を収録。
己のルーツと共に多様に響かせる Sennzai の 9th Solo Album "Proud Echoes"
過去ランキング
沈黙の塔
アーティスト情報
Sennzai
一度聴いたら忘れない特徴的なファルセットボイスを持つ、個性派 Z世代アーティスト。 楽曲によって別人のように異なる多人格ボイスを駆使し、独自の旋律を解き放つ。 1月22日生まれ 北海道出身 ネットシーンで音楽活動を開始し、その後19歳で初のACゲーム「pop'n music」に歌唱参加を果たすと、同年には全世界で累計2,800万DLを突破した人気音楽リズムゲーム「DEEMO」への収録を皮切りに、国内外の多数の音楽ゲームで歌唱を担当するようになる。そのほか、TVアニメの劇伴やメジャーアーティストのコーラス、CM作品等に多数歌唱参加している。 また2016年からは自身のレーベル「Seardrop」にて活動を開始し、2024年にはストリーミングの総再生回数が全世界で2500万回を突破。リリースする作品は、プロデューサーとして全体のディレクションも自ら行っている。 声楽経験を持ち、ロックやポップス、クラシック、民族音楽、更には子供の様な可愛らしさのある楽曲まで、自由自在な歌声と表現力で様々なジャンルを歌いこなす。 特徴的な歌声に加え、超高音域のロングトーンや、大胆なヴィブラートには、他の追随を許さない深みがあると定評がある。
Sennzaiの他のリリース
Seardrop