ガラスの檻と蜜の鎖のジャケット写真

歌詞

視線の囁き『鏡』

いちごミルク

何気ない日常の影に

潜む君の視線が

そっと胸を刺す

教室の窓辺に揺れる風

振り返るたびに気づく

君が見てる

その目の奥に

隠された熱を感じていた

逃げるように背を向けても

消えない影が近づく

ただの好意じゃないことに

気づいてるのに…

視線が私を囚える

やけに深いその眼差し

怖いのに甘い囁きが

私を惑わせる

隠したつもりの心の中

スマホの中に刻まれた私

震える声が胸に刺さり

拒めないまま溶けていく

普通じゃないと分かってても

その手を振り払えない

君の熱が胸に伝わる

危うい愛の形

視線が私を包む

熱を帯びたその瞳が

逃げたいのに優しすぎて

私を奪おうとする

「もう普通じゃいられない」

囁く声に震える夜

だけど…嫌いじゃない

視線が私を狂わせる

君だけの世界に閉じ込めて

重すぎる愛の吐息さえ

どこか心地よくて

視線の中で囚われる

君だけを見つめていたい

  • 作詞

    いちごミルク

  • 作曲

    いちごミルク

  • プロデューサー

    いちごミルク

  • ボーカル

    いちごミルク

ガラスの檻と蜜の鎖のジャケット写真

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「ガラスの檻と蜜の鎖」——閉ざされた愛の旋律——
執着と依存、狂気と純愛。このアルバムは、現代日本の地方都市を舞台に、ひとつの愛が常軌を逸していく過程を描いた百合サスペンス作品。
高校二年生の鹿嶋琴音は、一見目立たない大人しい少女。しかし、その心の奥底には同級生の天城悠乃への異常な愛情が渦巻いていた。誰からも愛される悠乃の笑顔が、琴音にとっては唯一無二のもの。しかし、その視線が自分以外へ向けられることが許せなかった。「好き」という感情が静かに、しかし確実に歪み始め、次第に琴音は悠乃を独占しようとする。一方の悠乃もまた、琴音の執着に抗いながらも、その愛の重さに絡め取られていく。
日常の中に潜む狂気と静かに壊れていく関係性を、美しくも儚い旋律と共に綴った本作は、ゴシックメタルと百合サスペンスが交錯するコンセプトアルバム。
「ガラスの檻と蜜の鎖」——
それは、閉ざされた愛の檻の中で交わされる、甘くも逃れられない約束。今、その扉が静かに開かれる。

アーティスト情報

PinkNokko's

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