ガラスの檻と蜜の鎖のジャケット写真

歌詞

手紙の告白

いちごミルク

朝の光と共に届く

名も知らぬ言葉たち

心に触れるその温度に

戸惑いながらも惹かれていく

「君の笑顔が私を救う」

書かれたその一行に

胸の奥がざわついて

知らないはずの声が響く

何気ない筆跡が

どこか懐かしい温もり

怖いけど、止められない

次の言葉を待つ自分がいる

手紙に秘めた愛の形

普通じゃないと分かっていても

一文字一文字に宿る熱が

私を囚え始める

「君がいなければ生きられない」

その言葉が胸を締めつける

誰もいない教室の隅で

そっと震える手紙を開く

「ねぇ…これ、君なの?」

問い詰めたその瞬間に

返された静かな微笑みが

胸を刺して、でも温かくて

手紙が紡ぐ愛の囁き

狂おしいほどの熱を帯びて

それでもその想いがどこかで

私を救っている気がする

夜の闇に浮かぶ言葉たち

閉じた瞼の裏で踊る

手紙に込めた君の想い

普通の愛では届かない場所

その一途さが私の胸を

少しずつ埋め尽くしていく

朝の光が差し込む中で

手紙をそっと握りしめる

  • 作詞

    いちごミルク

  • 作曲

    いちごミルク

  • プロデューサー

    いちごミルク

  • ボーカル

    いちごミルク

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「ガラスの檻と蜜の鎖」——閉ざされた愛の旋律——
執着と依存、狂気と純愛。このアルバムは、現代日本の地方都市を舞台に、ひとつの愛が常軌を逸していく過程を描いた百合サスペンス作品。
高校二年生の鹿嶋琴音は、一見目立たない大人しい少女。しかし、その心の奥底には同級生の天城悠乃への異常な愛情が渦巻いていた。誰からも愛される悠乃の笑顔が、琴音にとっては唯一無二のもの。しかし、その視線が自分以外へ向けられることが許せなかった。「好き」という感情が静かに、しかし確実に歪み始め、次第に琴音は悠乃を独占しようとする。一方の悠乃もまた、琴音の執着に抗いながらも、その愛の重さに絡め取られていく。
日常の中に潜む狂気と静かに壊れていく関係性を、美しくも儚い旋律と共に綴った本作は、ゴシックメタルと百合サスペンスが交錯するコンセプトアルバム。
「ガラスの檻と蜜の鎖」——
それは、閉ざされた愛の檻の中で交わされる、甘くも逃れられない約束。今、その扉が静かに開かれる。

アーティスト情報

PinkNokko's

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