Lyric

“ボクがいなくなったら、

指先から ボクを忘れて？”

砂時計を眺めていた

あなたがのこした骨董品

泣きそうな何処かで

期待していたけど…

そんな哀しく微笑わないでよ

揺れた迷いも脱がすように

零れた破片 ベッドを散らかして

手を傷めても 拾い集めて眠った…

“いつか魔法が解けたら”

なぞっては 滲んだ文字

動かないままでいいよ

気に入りはじめたオルゴール

「そうして、オトナになる」

聞こえないフリをして…

もう、逢えないなら…

そんな哀しく微笑わないでよ

彩りを 失くした写真にも

解けないように 魔法をかけてよ

何を殺めても 罪を背負ってもいいから…

指の隙間 零れ落ちる

この悲しみも この苦しみもあなたのもの

永遠に繰り返すのでしょう

わたしが朽ちる迄

守りつづけるから…

指先も口唇も 忘れられないよ

長い夜には「泣いたっていいよ」

そう、告げて影を潜めた

何度戻したろう砂時計と

あの日々を…