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ヴィンテージのアナログシンセサイザーと、コーラスエフェクトが深くかかったエレクトリックギターが織りなす、サイケデリック・シンセポップ/ネオ・サイケデリアの傑作です。
クラウトロック的な反復グルーヴと808のベースラインを土台に、ブライアン・イーノを彷彿とさせるアンビエントな空間設計が施されています。日本特有のメランコリックな哀愁を帯びながらも、サビ(ドロップ)に向かって一気に視界が開けるような多幸感(ユーフォリア)に包まれます。ローファイなテープの温かみと、ハイファイな透明感が共存するプロダクションが絶妙です。
テーマは「電子の輪廻(Electric Samsara)」。毎朝同じ電車に乗り、同じ風景を繰り返す日常の退屈さを「輪廻転生」になぞらえ、宇宙の137億年というスケールから見れば個人の悩みなど一瞬に過ぎないと肯定する哲学的なメッセージが込められています。
ドリーミーなファルセットと幾重にも重なるハーモニーが、「生きている」と「生かされていた」の違いを問いかけるスポークンワードを経て、大団円の転調へと導きます。すべての苦悩を溶かし、今ここで踊ることを祝福する、壮大でシネマティックなダンス・チューンです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。