

何度も現れては
砂を掛けてくる
吊るされた蜘蛛が
風を待っている
遠くへ 消えてしまおうと
風を待っている
聞こえていたはずの言葉は
意味を持たず
色付くと同時に
地上に落ちて
消えていく
忘れてしまいたいと
願った夜を 幾度も書き記す
積み上げられた岩に埋もれて
息を殺して 見つめている
号令の合図が鳴り響く
ざわついた風が
今日も笑いながら去っていく
零れ落ちて沈む
断られた回廊
くすぐられたカナリアが
主を待っている
あの日へ 飛び立つように
主を待っている
見えていたはずの景色は
色を持たず
明かりを受けた途端
空に溶けて
滲んでいく
掴み取りたいと
慌てた朝焼け 繰り返す日々
真っ当な上着に押し込められて
口を塞いで 喚いている
警告の誘惑がしがみつく
よどんだ森が
記憶の片隅で燃えていく
帰り支度と
曖昧なスケジュール
皮切りを探して
戸惑い さすらい
遠のいていく
枯れ葉を燃やして
ぬくもりを覚えて 日差しを待った
冷たい空をいつまでも眺めながら
身体をすくめて 聞いている
いわれのない ため息を隠して
沈んだ月が
最後の唄を歌っている
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- その他の楽器
福 水琴 - Fuku Mikoto -

福 水琴 - Fuku Mikoto - の“冒頭の影”を
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冒頭の影
福 水琴 - Fuku Mikoto -
「冒頭の影」
深い残響空間と最小限のグルーヴで構成された、
ローファイ・エクスペリメンタルJ-POP。
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
音が立ち上がり、碁石のように花開く。
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