Lyric

穏やかな日々に

今鍵がさしこまれ

誰かがそれを運命と名付けて

落涙はとける

無垢だった世界を

撫であげてたしかめる

ひとつずつゆっくりと

愛してたと

時巡りさざなみ揺れうごいてる

胸をしめつける想いはどこへと

遥か深くもぐる音叉

遥か深く手繰り寄せて

色づきだした

もうとまらない

もうとまれない

夢からさめても

ただよい続けている

貴方をなぞるばかりのため息は

うまれては消えて

無垢だった世界に

さよならを告げていく

ひとつずつゆっくりと

「愛してたよ」

時廻り風波　身を委ねれば

天へ浮上する私は透明

遥か深く貝に眠り

遥か深く貴方のもと

私は選ぶそばにいたい

ともにいたい

貴方だけしか見えなくなっていく

薄鈍色の侵食

切に望めば望むほど

貴方の温もりを奪う

それでも

時紡ぎ白波　うまれた真珠

振れる天秤で貴方に焦がれて

遥か深く歌を歌う遥か深く渦のなかで

指を結んでもうもどれない

もうもどらない