

眠れない身体を抱え街の中
あてもなく泳いでいる
きらりきらりと光っているのが
とても綺麗だな
ゆらゆら泳ぐの 人混みの中
流れに身を任せて
やがて疲れて動けなくなるまで
街を漂うの
退屈なラジオの声が静かに語りかけてくる
飲みかけのコーヒーは まだ少しだけ温かかった
もう戻れない あの頃 あの頃
時間を巻き戻したいけど 戻らない 戻れない
都会の波に身体預け 漂うわたしは
いつまで経っても幼いままで
変わらない 変われない
行き交う人たち まるで波のよう
わたしを飲み込んでいく
それに逆らい泳いでみたら
家に帰れるかな
ありふれた言葉の雨が
わたしの中で降り続けている
飲み干したコーヒーはもう
冷めて苦くなっていた
もうこのままじゃ 帰れない 帰れない
こっそり隠した宝物 見つけてくれるまで
寄せては返す波の下は 静かで 暗くて
なんにも知らないままでいさせて
お願い お願い
- 作詞者
アオヤマタロウ
- 作曲者
アオヤマタロウ
- プロデューサー
アオヤマタロウ
- レコーディングエンジニア
アオヤマタロウ
- ミキシングエンジニア
アオヤマタロウ
- マスタリングエンジニア
アオヤマタロウ
- ギター
たつや木村
- シンセサイザー
アオヤマタロウ
- ボーカル
MIKARI
- ソングライター
アオヤマタロウ
- プログラミング
アオヤマタロウ

anicca の“Swimming in the City”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
夢の続き
anicca
- 2
君に会いにいこう
anicca
- 3
余韻
anicca
- ⚫︎
Swimming in the City
anicca
- 5
忘れられないの
anicca
- 6
オムライス
anicca
- 7
恋の魔法戦記
anicca
- 8
ふわふわカリカリ
anicca
"Fluffy & Crispy" は、シンセサイザーを軸に、柔らかさと鋭さ、無機質と人間味が交錯するエレクトロニック作品。
打ち込みを中心に構築しながらも、生音や生演奏の感触を意識したアプローチによって、過度に機械的になりすぎない、しなやかなグルーヴを描いている。
ポップな親しみやすさを保ちつつ、音色や質感の細部にまでこだわり、キュートに歌い上げられるボーカルとともに、耳触りの良さと違和感が同時に残るサウンドを目指した。
アーティスト情報
anicca
anicca は、ベース奏者・作編曲家・マニピュレータである アオヤマタロウ による個人プロジェクト。 プロジェクト名の anicca は仏教用語で「無常」を意味し、その名が示す通り、ひとところにとどまることなく、想像力の赴くままに移ろい変化していく音楽性を特徴とする。 ファンク、ジャズ、ソウルといったアオヤマタロウ自身が愛する音楽的要素を軸に、それらをポップスとして再構築した楽曲群は、ジャンルに縛られない多彩な表情を持ち、聴く者を飽きさせない。 制作においては、作詞・作曲・編曲、プログラミング、演奏、ミックス、マスタリングまでを基本的にアオヤマタロウ自身が手がけつつ、作品ごとにゲストミュージシャンを迎え、音楽表現の幅をさらに広げている。
Burger Time Records