朝、窓を開け気付いた
街の空気が変わった
くたびれてるカーテンが少し靡く
もう何度目のはじめまして
でも季節はこんなにも
容易く胸を揺さぶってく
長い冬が明け 緑芽吹くように
溶けないかな 凍えきった心も
いつかの綻んだ笑顔に
会いたかったんだ ずっと
祝福の鐘が遠くで響いてる
ほら花舞うあの街で
不意に吹く風に
目を細める君が見えた気がした
雲ひとつない夜空
流れ星が消えてった
願い事はあの時のまま
なぜか心が逸って
帰り道走り出した
月が照らす大通りへと
もしも君とまたあの並木道を
歩けたら 立ち枯れた日々にも
小さな蕾を見つけられる
そう思った 願ったんだ
季節の縫い目に 戸惑いと希望とが
明日をノックし続ける
僕はドア蹴飛ばし
全部抱え走っていく 息を切らして
君に何も言うことが出来なかった
冬に手を振る さよなら
祝福の鐘が遠く消えていっても
この胸は高鳴ってる
鈍色の街にだって君がいるのなら
春を連れて
だから今度は笑って
四季みたい 移ろう僕ら
三冬尽くといいな
- Lyricist
Daichi, Wazaza
- Composer
Daichi
Listen to Mifuyutsuku by mokumerooibos
Streaming / Download
- 1
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- 2
Awabi
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- 3
Great Days
mokumerooibos
- ⚫︎
Mifuyutsuku
mokumerooibos
モクメルイボスが3人体制になってから初となるEP.ノスタルジックな気分にさせてくれる、これからの季節にぴったりな表題曲「幽霊さん」をはじめ、鮑が食べられる瞬間を切り取った曲である「鮑」など多彩な4曲を収録。
Artist Profile
mokumerooibos
A four-piece band formed at a jazz club in a university in Tokyo by Daichi (Pf), Wazaza (Vo, Gt), Fujita (Dr), and Maro (Ba). They try to sketch images with literary lyrics set in a pop, jazzy sound and groove.
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