歌詞

繰る糸に操られ　辺りに瀰漫る人形の群れ

無思考が故の暴走　退屈を埋める為の贄

醜いアジテーターよ　大口開けて喚き散らして

誰彼みんな其の言葉を鵜呑んじまってんだ

大目に見る事さえも　出来やしない鈍色の亡霊

傍観者は何時も通り口を閉した

其の糸を使って繕った理想郷には

葦に成り果てた私達が居るのでしょう

片方の車輪が欠けた儘走り出して

何処へ向かうと言うのさ！

通信圏外の感情　脊髄が自我を殺していく

カラスの色がなんだって

そんなことはもう興味が無い

出鱈目な詩人が云うぜ

「短絡的な貴様の脳は、この言葉の表層すら理解し得ない」と！

希望も抱けないくらいに　打ちのめされた有象無象よ

当事者は何もかも気付けないね

其の糸を使って繕った理想郷には

葦に成り果てた私達が居るのでしょう

片方の車輪が欠けた儘走り出して

何処へ向かうと言うのさ！

浅薄な羊達の　前頭葉は見るも無惨に

何処かの誰かに知らぬ間に　切られてしまった

喜びや哀しみや怒りでさえも　人任せになって

其の糸を使って繕った理想郷には

葦に成り果てた私達が居るのでしょう

片方の車輪が欠けた儘走り出して

何処へ向かうと言うのさ！

若し此処でお前が其の糸を断ち切れるなら

葦に成り果てた私達を嘲笑ってよ

青白く光ったロイコトームが指す方へ

独り歩いて行くのさ！