Lyric

白い足跡

作詞 : 蜜 / 作曲 : 亜樹

零れだす冬空に咲いたのは白い息

それは君の独り言

臆病な指先、袖に隠したまま

握る手を差し出せなかった

この道を一緒に帰るのもあと少し

笑う君の横顔が

目蓋へと滲んで、瞳に焼き付いて離れない

今もずっと

いつからか 降り積もった淡雪と募る二人の想い

指先が触れ合うと瞬き熱を帯びた

どこまでも 続く道のキャンバスに描く君との軌跡

心まで寄り添って重なる二つの足跡

色めいた春空に咲いたのは白い花

そっと君を包んでく

飽きるほどお互いを確かめ合うように

繋ぐ手に想い巡らせて

目眩く季節は騒がしく色を変え

やがて君を見失う

少しずつ距離を置く、歩幅に気が付いた頃にはもう

何も見えなくて

いつまでも 降り止まない淡雪と揺れる二人の想い

悲しみが視界へと溢れて溶け流れた

どこまでも 白い街のキャンバスに残る君との軌跡

心から離れては消えてく小さな足跡

いつからか 降り混じった花弁と散った二人の想い

指先が解けると瞬き色褪せてく

どこまでも 続く道のキャンバスに沈む君との軌跡

それぞれの未来へと刻み始めた時間と

歩き始めた足跡

（白い雪の花が、白く街を染める）

（白い雪の花が、そっと僕を包む）

（白い雪の花が、白く街を染める）

（白い雪の花が、そっと君を攫う...）