歌詞

静寂（しじま）のなかで 響いてた

遠く砲火の 乾いた音

誰かのヒーローじゃなくたって

この手で 繋ぐ鼓動がある

額をつたう 一滴（ひとしずく）

慣れた仕草で拭いながら

何度も描いた未来とは

少し違うけど これも運命（さだめ）

エンジン・ハート 震えるたびに

回る命が 誰かを救う

声にならない 願いだって

機械の奥で 熱を灯す

夜を越えてく エンジン・ハート

歪むパネルと 焦げた匂い

希望は いつも脆くて

だけど消えない 微かな光

まだ誰かを信じてる

砕けた壁の隙間から

見つけた写真の 笑顔

「戻るから」って言ったきみの

言葉が背中 押してくる

エンジン・ハート 握るスパナに

込めた祈りと 小さな痛み

壊れかけた夢のかけら

全部抱えて 君に届け

走れ未来へ エンジン・ハート

表に立てなくても

照らす灯（あかり）があるなら

この場所で生きる意味は

きっとどこかにあるから

エンジン・ハート 傷ついても

燃え続けるよ 心の奥

何度でも 何度でも

動かしてく 命の証

エンジン・ハート 響けこの空

揺れる希望が 明日を運ぶ

静かなこの胸の鼓動が

戦う意味を 確かに告げる

今も鳴ってる エンジン・ハート