Stratos Front Cover

Lyric

Shutdown

Kine Lune

左手の薬指、不自然に白く残った記憶の跡(ライン)

触れるたびに、冷え切った心臓が鋭い痛みをあげる

「あなたがいる、ただそれだけでいい」って 無邪気に笑っていた私はどこへ行ったの?

窓を叩く秋の風までが 他人事みたいによそよそしく通り過ぎていく

愛が消え去ったあの日から 私の世界の温度はゼロになった

あなたのくれた温もりは全部、砂のように指の隙間からこぼれ落ちて

空っぽのワンルームで 私はただ、消えない痛みを抱きしめている

めくるめく季節のなかで 夏の名残は小麦色の肌に溶けていくのに

私の薬指だけは あの日の拒絶を覚えたまま

見上げる雲はしらじらしく流れ 世界は何事もない顔で回っている

もうここにはいないあなたの笑顔が 記憶の底でゆっくりと褪せていく

愛が消え去ったあの日から 私は孤独の檻に閉じ込められたまま

どれだけ名前を呼んだって あの優しい瞳はもう、私を見つめてくれない

優しかった思い出さえも 今はそらぞらしい幻のようで

胸に開いた大きな穴を 冷たい夜風が吹き抜けていくだけ

秋が深まれば 枯葉は積もり、やがて土へと朽ちて還るのに

どうして私の悲しみだけは 形を変えずにここに居座り続けるの?

あなたという存在が 最初からいなかったみたいに

頭のなかのアルバムが からっぽになっていく……

愛が消え去ったあの日から すべての温もりをなくしてしまった

白く残った指輪の跡は あなたが私を愛していたという、最後の皮膚呼吸

そらぞらしい思い出にサヨナラを告げて 私は一人、冬を待つ

笑顔になれたあの頃の私には 二度と還れないとしても

この消えない痛みを道連れに 明日の暗闇へ歩き出すよ

  • Lyricist

    Kine Lune

  • Composer

    Kine Lune

  • Producer

    Kine Lune

  • Vocals

    Kine Lune

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