歌詞

明日を探すには

まだ少し名残惜しいから

今日の面影を

もう少し追いかけさせて

「ここにいたいんだ」って

瞑らない目蓋に何を映せばいいのだろう

僕の影が焼き付いたまま

意識を手放す

それさえも出来ない僕等は

思考を手放す

なんて理想も描いていいかな

「どこに行きたいの」って

動かない身体に何を与えられるのだろう、なんて

追いついた影だけが

僕を見た

躊躇って泣いていられたなら

戸惑って迷っていられたの

帰れなくなった場所で

きっと見つけられるよ

身を乗り出しては

窓の外を眺めた少女よ

君が切り取った

空はどんな色をしたのか

今は分からない

あの日歌った歌はイヤホンで塞がれていた、多分

最初の音はいつも外れていた

躊躇って泣いても良かったと

戸惑って迷って分かったの

帰れなくなった場所も

ずっと無くならないよ

サンゴーズダウン

時に沈んでく

主観と客観のシーソー

誰かが揺らした

境界を曖昧にしたグラデーションだけが

ただ世界の理の姿をしている

白む空黎明に失くすことなく

僕等の夜はまだここに