Lyric

空ろ綾とり(うつろあやとり)

カーテンから差す陽射し

遅れた一日が

始まることを拒むように

目蓋は痛みを覚えた

手が届くそらの壁

見飽きた模様は

頭の中を塗りつぶして

視界を絡め取るみたいで

ばかにされたっていいよ

小さなこの紙上に指を泳がせれば

確かに　繋がる手に届くことができる

私がいて　君がいて　あなたがいて

歩むその場所は　遥か遠く見えなくても

うたう声がそこに聴こえてくる

引きちぎられそうなほどの偶然の重なりが

同じ時を　熱を　声を合わせる

溶けるようなケーキや

拭えない泥水や

触れることのできない花に

口移しで呼吸の仕方を教えて

目隠しされた君と

目隠しした私で

似たような夢をともに見よう

いやに晴れた陽炎の中

座り込んだベンチで

人並みを数えてた

残像を混ぜ合って

すべての物語がこの今も進んでいる

私だけの　君だけの　あなただけの

特別な日常を　ただ紡いでゆこう

たった一つ　ここにしか無いもの

星屑を手繰るほどの奇跡の重なりが

同じ今を　愛を　空を繋げる

十色(といろ)の線が辿り

結びつく先は誰にもわからない

目の前で笑う君と　遠く離れた君と

差し出す色は違うけど

一つしかない心に　繋がってる

私がいて　君がいて　あなたがいて

歩むその場所は　遥か遠く見えなくても

うたう声がそこに聴こえてくる

引きちぎられそうなほどの偶然の重なりが

同じ時を　熱を　声を

私だけの　君だけの　あなただけの

特別な日常を　ただ紡いでゆこう

たった一つ　ここにしか無いもの

星屑を手繰るほどの奇跡の重なりが

同じ今を　愛を　空を繋げる

希望を繋げる

2023年作成

Music Toribird

Lyris カヤ

Arrangement Toribird

Vo. カヤ

Gt. Toribird

Ba. K.SDBL