Lyric

この期に及んでこの歌が

ため息に乗って運ばれてく

棚にあげたままの本音が

ひらひら舞い落ちる

誰もここには気付かないか

誰もここには辿れないか

黙って待つことには慣れた

それでもいいじゃないか

ひとりぼっちの部屋の中

鍵をかけて閉めたカーテン

蝋燭をひとつ灯して

ゆらゆら影が揺れる

本当は何かを成し遂げて

英雄にでもなるつもりだった

いつの間にか踏み外した

生活が待っていた

忘れていた思い出が

心を強く締めつけた

なぜだろう誰もいないのに小さくなってしまう

あぁもいいよ

まだ見えぬ空の下

取り残されてしまった

長く伸びる滑走路

終わりの見えない夜空

それでも日々は続くよ

あの日交わした約束が

ため息に乗って流れていく

棚にあげたままの本音は

いつしか忘れていた

本当は普通を求めていて

「成功なんて」と嘲笑って

最初から敷かれたレールを

ただただなぞるだけか

目の前の現実は

少しずつ色を無くしてた

なぜだろう悲しくないのに溢れてくる涙

あぁもういいよ

まだ見えぬ空の下

取り残されてしまった

長く伸びる滑走路

終わりの見えない夜空

それでも日々は続くよ

目の前の蝋燭が

燃え尽きる前に消えてった

こんなにいとも簡単に終わりが来るなんて

思わなかったで済まされないでしょうね

まだ見えぬ空の下

窓に手をかけた

長く伸びた葛藤と色を忘れた空が

染まりはじめていく

広がる空の下

風が吹き抜けた

長く伸びた滑走路

両手を広げた空に

それでも続ける日々を

日々よ、続け