

踊る僕らの間に陽炎だ。
揺れてる仕草が渚ごしの
思い出になっていた。
ありあまる暇を持て余して
街灯消えるまで話したりもした。
目を覚ます頃に喉乾いて
ひとり思う。
この立ってる雲が浮かぶ夏が
終われば何処にいるのかな。
焼けた肌に擦れた絹だけが今なら
痛すぎるな。
「昨日も今日も暑いね。」まただ。
明日を避けるように笑うな。
瞬きの間に終わるから、
目を離せないまま泣いていたんだ。
開けたままの窓にシャワーの音。
髪も乾かさない午後のことを
何十年後かに思い出すだろう。
他の誰と?
この立ってる雲が浮かぶ夏が
終われば何処にいるのかな。
焼けた肌が剥がれかけた。
気づかないでいてくれるかな。
この立ってる雲が浮かぶ夏が
終われば何処にいるのかな。
焼けた肌が剥がれかけて
むき出しになればいいのかな。
この立ってる雲が浮かぶ夏が
終われば何処にいるのかな。
焼けるはずない肌に擦れた絹だけが
痛すぎるから。
- 作詞者
BOND LOST ACT
- 作曲者
BOND LOST ACT

BOND LOST ACT の“ダンス・ダンス・ダンス”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
マニックピクシードリームガール
BOND LOST ACT
- ⚫︎
ダンス・ダンス・ダンス
BOND LOST ACT
- 3
カサブタハガレタ春
BOND LOST ACT
- 4
朝凪
BOND LOST ACT
- 5
path to A city
BOND LOST ACT
ロックバンド”BOND LOST ACT”のセカンドミニアルバム。前作から一貫して描かれる、ノスタルジックな原体験的風景。 回想的で混沌とした歌詞で始まる”マニックピクシードリームガール”から、透明感のある”ダンス・ダンス・ダンス”の流れはサイケデリックでミニマルな潮流を作り出した。 潮の満ち引きのような5曲が、原体験のある街を自問自答しながら浮遊する青少年少女を、心理的サーガとして浮かび上がらせた。
アーティスト情報
BOND LOST ACT
メンバー 龍磨 (vocal, synthesizer, manipulator) 楠蓮 (drums, perc, chorus) 多摩美術大学の同窓生である龍磨と楠蓮で、在学中に前身のバンドを結成。東京出身。 BOND LOST ACT は一貫して街を歩く少年少女が、彼らが体験し得ない、身に覚えのない郷愁、 ノスタルジアに襲われ胸が詰まる瞬間を描いている。 街に突如として現れる「凪いだ」時間。 ハードシンセサイザーで彩られるミニマルなサウンドに短編小説的なリリックを乗せる彼らのライブは、 聴き手をいつの間にか『裏返った世界』へ誘う。 アートスクール出身を生かし、楽曲、MV、その他全てアートワークを彼等のチームで制作。 2022年9月よりライブを開始し、東京都内近郊で精力的に活動中。 2024年1月31日ソニーミュージックより monogatary.com が企画する配信コンピレーションアルバム「READ 01」 にて2曲リリース。
BOND LOST ACTの他のリリース
cold summer films, inc.