歌詞

遠い情景　枯れた表情

「存在」とは無価値だ

無慈悲にも散っていく

塗り重ねた嘘の虚像は

愛と憎悪は表裏一体

傷つけ合う運命

焦燥にかられ　揺れ動きだす信条

思い出す君の手の温もり

淡い花びらが舞い散る頃

寂れた街の片隅に今　独り佇む

色褪せた記憶

不穏な風　後悔は募る

純粋とは愚かだ

欺瞞に満ちた歪んだ愛情

飾られた言葉　裏に潜む

黒い感情は鏡を騙す

白く光るこの世界に

期待はしないけど

無力さを思い知った

曇り空　光を拒む

雫がこぼれる

花時雨は虹を架ける

失って全部無くしてしまったとしても

いつかはきっと

鮮やかな花が咲くこの道

卯月の空を見上げた君は

最後まで笑顔のままで

僕の手を離したんだ

溢れた涙を拭い去る

振り返らず僕も進み出したんだ

今更遅いけど呟いた

「サヨナラ、またね」と

いつかはきっと

晴れ渡る空　水面に映る影

忘れないように離さない

いつまでも