Lyric

擦りむいた膝を隠している ずっと

誤魔化して笑った夜の下 ずっと

見つめた横顔 枯らした花

あまりに小さな物語 全部

誰にも届きはしないから ずっと

上手に手渡せないから ずっと

ねぇ 僕じゃなくてもいいはずの場所

いくつも しまいこんだ物語

あの日の言葉は 今ここで声を上げる

いつでもここにあるよ

ありふれた話の途中

意味なんてなくても

誰にも届きはしないから ずっと

それでもまだ 手放せなかった ずっと

笑った横顔 泣いていたことも

大事に水をあげていた花も

あの日の言葉は

夜をつんざく鼓動の音

何度も照らし出した

今 ここで迷う背中を

意味なんてなくても

一つ残らず まだ

ちゃんと覚えているんだ

考えた 考えた

僕じゃなくちゃ駄目な場所で

あの日の言葉が

涙が 痛みが

誰にも届かなくても

ただ一人の名前を呼ぶ

光るよ 歌うよ

夜をつんざく鼓動の音

いつでもここにあるよ

ありふれた話の途中

意味なんてなくても