光のジャケット写真

歌詞

この窓から見た景色

大越佑華

「そろそろ夏が行く」

通り過ぎた 風が言う

フレーム ゆっくり横切る

無邪気な雲 ただ見つめていた

車の走る音

空気を伝う あの人のピアノ

この瞬間だけでいい

きっとこの瞬間だけでいい

意味のないこの瞬間の豊かさよ

この身体で感じていたい

毛布が気持ちいいな

どこからか鳴る電話

最後のセミよ叫べ

風鈴は儚く

遠くに白の飛行機

空に残る軌跡

密度の低い日差し

さよならのブルー

それぞれの息づかい

重なり合った 私の鼓動

「何か」でなくていい

「何か」になれなくてもいい

ありふれた日常を生きること

それだけでもう 私の意味になる

熱気を払う 木の葉の囁き

澄んだ匂いが胸を満たす

煌めきを夢見るけど

ああそうか

もう ここにある

この瞬間だけでいい

きっとこの瞬間だけでいい

意味のないこの瞬間の豊かさよ

この身体で感じていたい

この身体で感じる奇跡

  • 作詞者

    大越佑華

  • 作曲者

    大越佑華

光のジャケット写真

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ピアノと歌だけの、素朴で真っすぐなアルバム。葛藤の中で光を求め、自己を模索し生まれた曲たちを収録した、内省的で力強い作品集となっている。自身初のアルバムで、録音は全曲自身によるものである。

アーティスト情報

  • 大越佑華

    のどかな田舎町で生まれ育った、福井県出身のシンガーソングライター。 儚く温かみのある声と、音楽そのものの豊かさを感じるような、生命力溢れる楽曲で自身のリアルを表現する。 2021年に音楽家Nao’ymtとのコラボレーション楽曲「孤島」「さよならを言う日まで」の2曲を配信リリースし、2024年には自身初のアルバム「光」を発表した。

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