Lyric

野菜が苦手な

僕のために作ってくれたスープ

機嫌が悪くても

黙ってココア置いてくれた夜

僕より僕を知ってたそんな君がいない

買ったばかりの縞々の靴下

どこにしまってあるんだっけ

あの時強く強く強くやさしく

君をつかまえて離さなきゃよかった

ひとりきりの部屋ははじめての場所のよう

僕が嫌いなトマトとブロッコリーとキュウリと

ゆうべ少しだけ食べてみたけれど

味がわからなくてただ涙がにじんだ

出かけるときには

僕のために笑顔でくれたエール

左耳の後ろ

いつもの寝癖撫でてくれた朝

君より僕を最初にしてた君がいない

うちのお風呂はどうやって沸かすの

39度でいいんだっけ

あの夜すぐにすぐにすぐに迷わず

君を追いかけて抱きしめりゃよかった

悪かったごめんと思い切り叫びたい

僕が好きな夜明けの不意打ちのキスを

きょうも期待して目が覚めたけれど

静かな天井と隣にある空間

僕より僕を知ってたそんな君がいない

燃えないゴミは木曜だったかな

ビールの缶はどの日だっけ

あの時強く強く強くやさしく

君をつかまえて離さなきゃよかった

こんなに好きだって気づいてももう遅い

僕が嫌いなトマトとブロッコリーとキュウリと

ゆうべ少しだけ食べてみたけれど

ふたりで食べなけりゃおいしくなんてない

ふたりで食べなけりゃなんにも意味なんてないんだ