Lyric

軋むノートの上ペンを持ち寄る

インク湿らす1人の夜

綴りし日々切り離す俗世間

夢を見るが故に夢精寸前

言の葉と絡む際は深爪

傷付けず築くは密な関係

五感挿入　撫でる感性

カキ終わり一服「こんなの初めて」

繊細で豪快な指捌き

インクと感性絡める性癖

ガキ向けNG 誠にアダルティー

まるでカプサイシンの様なリリック

SNSには貞操帯

欲求不満は書字にぶつけたい

ケダモノみたく欲を吐き出す

溜まるモノ抜いてヤニを転がす

汗ばむ夜に

眠れずにいつものroutine

インクは唾液混じりで

荒々しく染める

声すらもかすれて

感性持ち寄り深爪で

官能的に汚される白紙の肌

狭き6畳　淫蕩な日常

地上に溢れる事象がヒント

感受性を絞って滴らせる

その前戯こそ文学たらしめる

舌つたう敏感なbeats

熱帯びるABCの執筆

人故生まれ出づる悩み

愚劣で甘美なる人間味

0.02mm無し生文学

蜷川実花の様な世界観

ペンに己委ねる　なすがまま

モザイクなしの歌詞　丸裸

取調室連行の一夜や

まるであの女と寝た事すら

あまねく経験は書く為の種

すいもあまいも出して歌詞孕ませる

汗ばむ夜に

眠れずにいつものroutine

インクは唾液混じりで

荒々しく染める

声すらもかすれて

感性持ち寄り深爪で

官能的に汚される白紙の肌