

遠くに何かあるようで
ずいぶん先まで見ていた
曲がった道も 戻った道も
いつか忘れてしまった
ポケットで小銭が鳴って
色褪せたシャツが風を受ける
ふと足もとを見てみれば
知らない跡が重なっていた
同じ場所を回っていたと
ずっと思っていたけれど
昨日と同じ草の上にも
違う風が吹いていた
追い越してゆく雲を見て
今日は歩幅をゆるめた
昨日の名残を踏みながら
知らない明日へ曲がってく
遠くで鳥がひとつ鳴き
返事もせずに空を見た
行き先なんて知らなくても
道はまだ 道のままだった
手に入らないものばかり
両手いっぱい数えてた
落としたものを拾うたび
また何かを落としてた
けれど靴には土がついて
袖にはいくつか皺がある
何も残らなかったようで
ちゃんと季節を連れてきた
夕暮れだけが少し早く
昨日より影を伸ばしてる
変わったものを探さなくても
夏はもう遠くなっていた
追い越してゆく雲を見て
今日は歩幅をゆるめた
昨日の名残を踏みながら
知らない明日へ曲がってく
遠くで鳥がひとつ鳴き
返事もせずに空を見た
行き先なんて知らなくても
道はまだ 道のままだった
終わることだけ知っていて
終わりばかりを見ていた
木の葉が一枚 落ちるまでにも
こんなに長い空がある
追い越してゆく雲を見て
今日は歩幅をゆるめた
昨日の名残を踏みながら
知らない明日へ曲がってく
遠くで鳥がひとつ鳴き
返事もせずに空を見た
行き先なんて知らなくても
道はまだ 道のままだった
風がひとつ通り過ぎ
色褪せたシャツを揺らしてた
まだ夏の残る道で
秋がはじまっていた
- 作詞者
水乃余韻
- 作曲者
水乃余韻
- プロデューサー
水乃余韻
- ミキシングエンジニア
水乃余韻
- マスタリングエンジニア
水乃余韻
- ボーカル
水乃余韻
- プログラミング
水乃余韻

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水乃余韻



