Lyric

勢いだけで　閉めたドア

「出ていってよ」って　吐き捨てた声

あなたの背中　見送るまでは

少しも泣かないって　決めてたのに

時計の針が　進むほどに

胸の奥　軋んで痛くなる

どうしてこんなに　涙が出るの

あんな言葉　言わなきゃよかった

何度も怒った　その癖も

今はなぜか　恋しくて

ただ素直に　なれたなら

今もまだ　一緒にいられたの？

あなたが嫌いだったはずなのに

気づけば　好きだったことばかり

朝の寝ぐせも　不器用な笑顔も

全部が　いまも愛おしい

夜風が運ぶ　あなたの声

耳をすませば　まだそばにいるみたい

あの時　どうして冷たくしたの？

強がるほど　心が壊れた

わかり合えた　未来さえ

自分から壊してしまった

「ごめんね」さえ　言えないまま

時計だけが　進んでいく

話し合えば　きっと違った

あんな結末じゃなくて

「好きだよ」って　一言で

救えたかもしれないのに

忘れようとしても無理だよ

あなたの声が　胸に残る

涙こぼれ　名前を呼ぶ

今もまだ　好きなんだ…

もう一度　戻れたなら

手を繋いで　離さないよ

どうして、どうして…

あの日、言えなかったの？