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本作は、ハッピー・マンデーズやストーン・ローゼズを彷彿とさせる気だるい「バギー・ビート」と、90年代アーケード筐体の狂騒を融合させたエクレクティック・インディー・ダンスです。重厚なヒップホップ・ブレイクビートの上で、16ビットの格ゲー・シンセが火花を散らし、灰皿の横で「対戦待ち」に徹する男のシニカルな日常を歌います。
どれほど相手がレバーを叩き、必殺技を空振らせようとも、最小限の動きで勝利(という名の現状維持)を掠め取る。その虚無感を、ファンキーなワウギターとキャッチーなブリットポップ風のサビが鮮やかに描き出します。ボーナスステージでの車の破壊すら「義務」と感じてしまう、デジタルな倦怠感に満ちた一作。コンティニューのカウントダウンが虚しく響くアウトロは、100円玉が尽きた瞬間の「現実」への帰還を象徴しています。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。